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遺伝説

水曜日, 2 月 20th, 2008

近視を主に遺伝に因るとするものである。
近視発生率の民族間の違いが近視の発生に遺伝が関与していることの証拠として挙げられてきた 。
近視の遺伝率は89%と高率であり、また近年の研究で関連する遺伝子も特定された。
双生児の研究ではPAX6遺伝子の欠陥が近視と関連しているようである。
遺伝説では、何歳のときに近視になり始め何歳までにどこまで進行するかが生まれつき決まっていると考える。
発達上の問題から眼球の奥行きが若干延長され、映像が網膜上でなく網膜の前方に結するようになるとされる。
近視は通常8歳から12歳までの間に発現し、殆どの場合青年期を通じて徐々に進行し、成人になると頭打ちになる。
遺伝要因は、他の生化学的要因からも近視の原因となりうる。例えば結合組織の弱さなど。
ただし、全ての近視を遺伝だけで説明することは難しい。
長時間勉強や読書をする人に近視が多いというのは多くの人が感じる傾向である。
遺伝だけで説明しようとするならば、この傾向は、近視の者のほうが近くを楽に見られるために勉強や読書が長続きしやすい傾向から来るのだということになる。
近くを見る際に近視用眼鏡を外せば大いに楽に見られるし、たとえ眼鏡をかけたままでも、近視でない者の多くを占める潜在的な遠視者よりは楽に見られるというわけである。